
弊社の事業の一つとして
≪次の世代の資産家を作る≫
というものがございます。
資産家とはどのような方を指すのか。
辞書を紐解くと
「資産を多く持っている人」
とある。
不動産業界における資産家というイメージは
①先代から多くの土地や建物を引き継ぎ保有している
②金融機関からの資金調達が容易にできる
③相続対策が必要だ
などのイメージではなかろうか。
まず①(先代からの土地建物の引継ぎ)は当然不可能である。自身で資産を拡大していくしかない。
資産の拡大方法については後日改めてお伝えをしたい。
②を飛ばし、③については相当な知識経験が求められるのでここでは触れず
私の取引先にも相続のプロがいるのでこちらに関しても機会があればプロの方と
是非対談をした記録などを先々書ければよいと思う。
今回の話は②についてをメインとしたい。
なぜ資産家の方は資金調達をしやすい環境にあるのか。
①の不動産を多く保有していて担保があるから。
当然この理由は大いにある。
今の金融機関の多くの審査基準は不動産に限らず『担保主義』に偏り、それをメインとしている
からに他ならない。
若干話は脱線するが、金融業界においてはこの『担保主義』が見直されるケースも増えてきており
有識者達の議論の的になっている。
私も各関係省庁が開催するイベントへ参加させて頂くケースも多くあるが、
この話の議論は数多い場面で出てくるので、将来的な審査基準が大きく変わる可能性もあり、
というよりも変わってもらいたいという願望の方が強い。
100名を超えるバンカー(銀行員)と話をする中でこの担保主義の他にもう一つ
資産家と呼ばれる方への資金調達がしやすい理由があった。
それは【金融機関との付き合いの時間軸及び関係性】だ。
当然先代からの付き合いもあり、時間軸でいうと数十年にも渡る可能性もある。
その中で、バンカーはその資産家の家族構成や跡取り、へたすると親戚の名前まで
把握をしている場合がある。
要は【信頼関係】があるのだ。
この時間軸を考慮するとこれから不動産を購入して事業を始められる方は資産家にはなれないのか。
いいえ、なれます。
もう一度確認をすると資産家は
・多くの不動産を保有
・金融機関との信頼関係がある
不動産事業で大事なレバレッジをかける点についても
この金融機関との信頼関係こそが資産家になるために必要不可欠といっても過言ではない。
感の良い方はお分かりであろう。
①の資産拡大にも繋がることである。
私の私見だが、不動産投資という言葉があまり好きではない。
不動産を購入して運営をし、空間または場所として提供したその対価として
賃料という利益を上げる立派な事業である。
資産家になるために、真剣に事業計画を考え、金融機関と協力をし、
事業として成功させることが『資産家』になっていく道だと考える。
次回は【金融機関との信頼】についてお話をさせて頂く。
金融機関は何を求めているのか、どのようにすれば信頼関係が築けるのか。
をお伝えで出来ればと思います。
長文、最後まで拝読頂きありがとうございます。
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